ー高知ー 自立循環型住宅 夏の過ごしやすさ② | 記念住宅株式会社 高知の工務店、ハウスメーカー

ー高知ー 自立循環型住宅 夏の過ごしやすさ②

■ パッシブデザインがもたらす自然の力の活用(高知市編)

高知市のように夏の暑さと湿度が厳しい地域では、機械設備に依存しない「パッシブデザイン」の考え方が特に重要です。パッシブデザインとは、太陽の動きや風向き、地熱など自然エネルギーを活用し、住宅内の温熱環境を整える設計手法のこと。高知市では南向きの庇(ひさし)を設けることで、夏の強い日差しを遮りつつ、冬は暖かな日光を取り入れる工夫が実践されています。たとえば、高知市内に建つ自立循環型住宅では、高窓や吹き抜けを利用した「煙突効果」によって熱気を逃がし、自然換気が可能な構造が多く見られます。また、太平洋からの海風や、南国市方面からの通風を取り入れる窓配置によって、冷房機器に頼らずとも涼しさを感じられる快適な住環境をつくることが可能です。高知県全体で見ると、こうした自然を活かした設計が気候との調和を生み、持続可能な家づくりの核となっています。


■ 熱のこもらない断熱・気密構造の役割(高知の夏に対応)

高知県、特に高知市や土佐市周辺では、夏の日射が強く、日中の気温上昇が著しいのが特徴です。そうした中で求められるのが、外気の熱を遮り、室内の冷気を逃がさない高断熱・高気密の住宅構造です。自立循環型住宅においては、UA値(外皮平均熱貫流率)やC値(気密性能)といった数値をもとに、屋根・外壁・床下すべてにおいて断熱性能が高い仕様が採用されます。高知市の夏では日中に蓄熱した建物が夜間にも熱を放出し続け、寝苦しさの原因になりますが、しっかりと断熱された家なら夜間の室温上昇を抑え、快適な睡眠環境を保てます。また、高気密の構造は高知特有の湿気にも対応しやすく、湿度の侵入を抑えることでカビやダニの発生も抑制。南国市や香南市など、海沿いの湿気が高いエリアでもこの性能が効果を発揮します。冷房に頼らずとも快適な空間を保つ「断熱+気密」の力は、高知の夏にこそ真価を発揮します。


■ 日射遮蔽と窓配置の工夫(高知県の住宅設計における基本)

高知県は全国でもトップクラスの日射量を誇るエリアであり、高知市の住宅設計では「日射遮蔽」が夏を快適に過ごすための重要なキーワードです。特に南面の窓には、庇(ひさし)や外付けブラインドなどを設けることで、真夏の強い太陽を遮りつつ、冬はやわらかな光を取り込むような設計が理想的です。高知市周辺では、Low-E複層ガラスの採用が進んでおり、ガラス自体で遮熱・断熱効果を高める工夫も注目されています。また、自然風を活用するためには窓の配置も重要です。たとえば南北に開口部を設け、東西の壁面は最小限にすることで、土佐湾からの海風を室内に取り込む通風設計が可能になります。特に土佐市や須崎市など、夕方の西日が強く差し込むエリアでは、西面に窓を設けない設計や遮熱フィルムの活用が有効です。高知県の地域特性に合わせた窓配置は、外気の影響を抑えながら心地よい室内環境を実現する大切なポイントです。


■ 通風計画で室内の熱を逃がす(高知の風と暮らす家づくり)

高知市を含む高知県の多くのエリアは、太平洋からの風や山風といった自然の風を活かす通風設計が可能です。とくに夏場は、建物内にこもった熱気をいかに効率よく排出するかが、快適な暮らしを左右します。自立循環型住宅では、風の「入口」と「出口」をしっかり設計することで、自然通風のルートを確保。たとえば、南国市方面からの風を取り込み、建物の北側へと抜けるような開口部を対角線上に配置すれば、効率的な換気が可能です。また、夜間に屋内の熱を逃がす「ナイトパージ」も高知の蒸し暑い夜に効果的。高窓や天窓を開けて暖気を上昇させ、気温の下がる朝方に新鮮な空気を取り込むこの手法は、高知の住宅環境に非常に適しています。欄間(らんま)や室内通気窓を活用すれば、風が通りにくい部屋でも風の流れが生まれ、省エネと快適性を両立。高知の自然風を味方につけた住まいは、心地よい毎日を支えてくれます。

 

 

 

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高知市の気候に適応したパッシブデザイン住宅設計の基本原則と実践手法
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パッシブデザインがもたらす自然の力の活用
パッシブデザインとは、太陽の動きや風向き、地熱など自然エネルギーを活用し、機械設備に依存しない住宅内の温熱環境を整える設計手法です。
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高知市の気候特性
  • 夏の暑さと湿度が厳しい
  • 全国トップクラスの日射量
  • 太平洋からの海風が利用可能
  • 南国市方面からの通風も活用
実践例:南向きの庇(ひさし)設置により、夏は強い日差しを遮り、冬は暖かな日光を取り入れる工夫 🏠
煙突効果による自然換気

高窓や吹き抜けを利用して、熱気を上昇させて逃がし、自然換気を実現します。高知市内の自立循環型住宅で多く採用されている手法です。

🏠 室内 ➡️ ⬆️ 🌤️ 外気
🛡️
熱のこもらない断熱・気密構造の役割
高知市の夏の特徴
  • 強い日射による気温上昇
  • 日中蓄熱した建物が夜間も熱放出
  • 高湿度環境
  • 海沿いエリアの湿気
高温
快適
重要な性能指標
UA値

外皮平均熱貫流率

断熱性能
C値

気密性能

気密性能
効果:適切な断熱・気密により夜間の室温上昇を抑制し、快適な睡眠環境を実現 😴
対象エリアでの効果
高知市:夜間の室温上昇抑制
南国市:湿気対策によるカビ・ダニ抑制
香南市:海沿い湿気への対応
土佐市:総合的な温熱環境改善
🪟
日射遮蔽と窓配置の工夫
高知県は全国トップクラスの日射量を誇るため、日射遮蔽が夏を快適に過ごすための重要なキーワードです。
南面窓の工夫
  • 庇(ひさし)の設置
  • 外付けブラインドの活用
  • Low-E複層ガラスの採用
  • 遮熱・断熱効果の両立
理想的な窓配置設計
南北配置

開口部を南北に設置

通風効果
東西最小化

東西の壁面開口を抑制

遮熱効果
海風活用:土佐湾からの海風を室内に取り込む通風設計で自然の涼しさを実現 🌊
地域別対策
土佐市・須崎市:西日対策(西面窓最小化)
高知市中心部:遮熱フィルム活用
沿岸部:海風を活かした通風設計
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通風計画で室内の熱を逃がす
高知県の自然風の特徴
  • 太平洋からの海風
  • 山風との相互作用
  • 南国市方面からの風向
  • 季節による風向変化
🏔️ 山風 ➡️ 🏠 住宅 ➡️ 🌊 海風
効果的な通風設計の基本
風の入口

南側開口部

取り入れ
風の出口

北側開口部

排出

対角線上に開口部を配置することで、効率的な自然換気ルートを確保します。

ナイトパージ:夜間に屋内の熱を逃がし、朝方の新鮮な空気を取り込む高知の蒸し暑い夜に効果的な手法 🌙
室内通風の工夫
  • 高窓・天窓の活用
  • 欄間(らんま)の設置
  • 室内通気窓の配置
  • 吹き抜けによる縦方向の風の流れ
効果:風が通りにくい部屋でも風の流れが生まれ、省エネと快適性を両立
高知の自然風を味方につけた住まいは、機械に頼らない心地よい毎日を支えてくれます 🍃

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